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警備業務の基本的事項

過去の投稿と重複するかもしれませんが、個人的にこの項目を後の方に持って来たかったのです。
教本では最初に出て来ます。

◉警備業務の意義と重要性
「警備業務」とは、他人の需要に応じて行う、人の生命、身体、財産等に対する侵害の発生を警戒し防止する業務である。(参考:警備業法第2条)

○我が国における警備業の歴史
・我が国に警備業が産業として誕生したのは、先進諸外国に比ベ比較的遅く、昭和37年頃のことである。

・昭和39年のオリンピック東京大会の選手村の警備の成功により広く存在を認識されるようになる。

・昭和44年連続射殺事件の犯人逮捕に協力、昭和45年の大阪万国博覧会の警備の成功により関心を得る。

・施設警備のほか、交通誘導、現金輸送車警備、ボディガードなど「安全産業」として定着していった。

☆今後も、安全に関する国民意識の高まり、複雑化する社会構造、地域社会の脆弱化に伴う犯罪抑止機能の低下などにより、警備業の果たす役割はますます重要性を増し発展してゆくものと思われる。

◉交通誘導警備業務の意義と重要性

・「交通誘導警備業務」とは、警備員が道路工事現場、建築現場、駐車場等において人や車両の誘導を行い、付近の交通の円滑を図り事故の発生を防止することを目的とする。

・工事現場、駐車場等の管理者は、保安要員を配置するなどして、交通の渋滞や事故が発生しないような措置を講じる必要がある。

・交通誘導警備業務は、委託者ばかりではなく一般の歩行者や車両も対象になり誘導ミスなどにより事故が発生した場合には、社会に及ぼす影響は非常に大きなものになることがある。

・都道府県公安委員会が危険を防止するために必要と認めた交通誘導警備業務は、定められた人数の検定合格警備員を配置し警備業務を実施させなければならない。

・検定合格警備員は、その業務の重要性を認識し、適正な業務の遂行に努める必要がある。

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