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応急手当の概要

◉応急手当の概要

止血法

小出血の場合
・指など、消毒していないもので傷口に触れず、滅菌ガーゼを当てて包帯をする。凝血は破らない。

大出血の場合
・直接圧迫止血法と間接圧迫止血法がある。

①直接圧迫止血法
・あまり大きくない動脈や静脈その他の毛細血管からの出血はこの方法で止血できる。
・出血している傷口の上に直接布切れやハンカチ、ガーゼなどを当てその上から手又は包帯、三角巾等で圧迫して止血をする。

②間接圧迫止血法
・出血部位と心臓との間の出血部位に近い止血に有効な動脈の一点(止血点)を指で圧迫して止血する。
・別名、指圧止血法という。
・止血点を指圧止血点という。
・体のどの部位の止血にも使えるのではなく、頭部や四肢に限られる。

○間接圧迫止血法(指圧止血法)は部位によりそれぞれ止血点があり押さえ方も様々です、個人的な意見ですがこれを覚えて置く必要はないものと思います。かなり専門的なことになるので一般市民または一般市民と同程度の処置を行える警備員には無理があるります。大出血の場合その止血方法は2種類ある(手引書の中では)、程度の知識で良いと思います。
仮にそういった応急手当が必要な場面に出会った場合、直接圧迫止血法を行い、救急隊の到着を待ち医師に引き渡すことがベストではないでしょうか。

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主な傷の手当て

擦過傷
・転倒して、ひざ、ひじなどをすりむいた傷のこと、傷そのものは軽微なものであるが、土などが入っている場合が多く、感染に注意する必要あり。
(処置要領)
・ガーゼを水道水でぬらし石鹸を付け、傷口をいためないように水道水をかけながらガーゼで土などを洗い流す。
・他のガーゼで水道水をかけながら石鹸を洗い流す。
・ガーゼで水をふき取り、当て物をして包帯する。

切傷
・一般に傷口が広く浅い。
(処置要領)
・出血が多い場合は、傷の上にガーゼを当て、その上から手のひらで押さえ付ける。受傷部は心臓より高くなるようにする。

刺傷
・傷口は小さいが深く、内部の臓器や組織まで傷つけられていることが多い。破傷風菌等の危険性がある。
(処置要領)
・突き刺さった物がそのままになっている場合は、これを抜くとかえって出血がひどくなるので、動かないように固定して医師に引き渡す。

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