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警笛及び素手の合図による車両の後進誘導要領

◎交通誘導2級検定の講習会で教わった後進誘導です。

一連の流れ
・①で講師に向き合い、講師の号令から実技を開始する。
・講師:「只今から後進誘導の実技訓練(実技試験)を実施する。制限時間は3分間。始め。」
・①で「実施します」と言う、左向け左をして周囲の警戒を行う。
・無線連絡「間もなくエ事車両が到着、誘導願います」を受信後、トランシーバで「工事車両誘導の件、了解」と返信する。
・左向け左を行い、駆け足で保安柵AとBを移動させ講師車両誘導路を確保する。
(規制帯の内側で保安柵が外部へはみ出ないように)
・②に駆け足で移動し規制帯中央付近を確認し「後方よし」と指差し呼称を行う。
・右向け右を行い歩道側へ進み右に曲がる、駆け足で車道の左側端を通り助手席横③に移動し、運転手に「後進誘導を行います」と告げる。
・右向け右を行い工事車両の5m後方④に駆け足で移動、左向け左を行って体を工事車両侵攻方向に平行にし後進誘導を開始する。(後進誘導の合図))
・誘導終了位置⑤まで、約5mの距離を保ちつつ後進誘導を行った後、所定の位置で工事車両を停止させる。(停止の合図)
・警笛を外し、工事車両の助手席横⑥まで駆け足で移動。基本の姿勢から右向け右をして運転手に正対し

「誘導終了しました」と告げる。
・駆け足で保安柵を規制帯からはみ出さないよう元の位置に移動させ(B→Aの順番)、①の位置から保安柵の中央部分に対し「閉鎖よし」と指差呼称する。
・回れ右をして講師に正対し、「終了しました」と告げる。

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◉後進誘導の合図要領
・体を車両と平行にし、気を付けの姿勢から警笛を口にくわえる。
・誘導方向(停止させる位置)に頭を向け、後方の安全を確認する。
・右腕を肩の高さに水平に上げ、五指を伸ばした手のひらを体の正面に向ける。
・車両に頭を向けて工事車両を注視すると同時に、左手を肩の高さに水平に上げ、五指を伸ばした手のひらを上に向ける。併せて右足を半歩進行方向へ踏み出す。

◉移動しながらの誘導動作要領
・左前腕を上方に向けて弧を描くように鼻の前辺りまで振り寄せると同時に「ピピー」と警笛を吹鳴する。
・前腕の振り寄せ動作の内、2回に1回以上は車両の進行方向の安全確認をする。
・左前腕を元の水平の位置にしつかり戻す。この時に頭と視線を工事車両へと戻す。
・足は自然に歩行するようにする、上の動作を順番に継続して行う。

◉停止の合図要領
・後進誘導の合図終了後、⑤の位置(停止予定位置後方から1m)で左向け左をして体を車両に正対させ工事車両を注視する。
・右腕を下から上へ体の前面を通って垂直に上げる。五指を伸ばした手のひらは正面に向ける。
・工事車両を注視しつつ、腕全体を伸ばしたまま左右に約30cmの幅(左に15cm、右に15cm)で継続して振る。
・停止位置に着く3秒前から警笛を長音で吹鳴する。(停止の予告「ピー
 」)
・停止位置に着くタイミングで、警笛を短音で吹鳴、吹き終わりと同時に右腕を肩の高さに水平となる位置に一気に下ろす。(停止の合図「ピッ。」)

*動作の注意点
◎ トランシーバの基本的な使用方法は、教本記述の通り。
◎ 「指差し」について右手人差し指一本で手の甲が右を向く形で行う。また「手のひらを向け」という場合も五指をそろえて伸ばす。
◎ 「駆け足」については両腕を前後に自然に振る、腕の角度は90度、拳がバンドを擦るように、しつかり走っているという動作をする。
◎ 駆け足からの方向転換(右向け右など)は必ず基本の姿勢(気を付け)をとってから行う。
この後進誘導要領の実技については、一定のルールーを設けた採点本位の競技と考えた方が良いと思われます。
気を付けの基本の姿勢、回れ右、駆け足の動作など機敏な動作は必要ですが、実際の現場ではありえない動作も含まれています。
実際の現場で行っても悪くはないと思いますが、ちょっと変ですね。
また、交通誘導現場では手旗や誘導棒を常に携帯しているわけで、それを使わずにバック誘導することはまずないと思います。
現場とかけ離れた軍隊のような実技講習は、ある意味必要な部分もあるとは思いますが、
是非とも、現場を意識した、現場ですぐ役に立つような教本の記述、実技の実施を望むところです。
おっさんのくだらないごたくでした。
m(_ _)m

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