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群集の性格と群集心理の特性1

◉群集の性格と群集心理の特性
◎群集の性格 
・人は群集となった場合、 個々人である場合とは異なった心理状態に左右され、思わぬ行動に出ることが多い。
・群集の性格としては、その中に指揮者がなく、秩序付ける組織もない。
・些細なことをきっかけに、群集心理のおもむくままに収拾できない事態に発展する。

○群集の三つの特性(性格)

①付和雷同
・付和雷同とは、自分の主義主張を持たず、深く考えずに他人の意見に同調すること。
・群集の中に居ることによって、周りの人の非常識な行動になんの不自然さも感じず自らもそれと同じ行動を起こしてしまう。
・群集心理に左右されて個々の理性を失うこと等が非常に顕著になってくる。
 
②自己本位
・群集を構成する一人ひとりに「我れ先に」という極めて強い「自己本位」の本能が先立ち、秩序のないところに一層混乱を生じさせる。
 
③興奮状態
・群集の中に居ることによって、感情が単純で非常に興奮しやすくなり、極端にかたよった行動を取りやすくなる。
・混乱の中から、特有な心理状態を生み、当初予想もしなかったような興奮状態を引き起こす。

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