スポンサーリンク

礼式と基本動作(指教責基本)その2

警備員指導教育責任者2号業務
礼式と基本動作

◉敬礼の一般的原則
・警備員及びその部隊は、特に定めがある場合のほか、上級者に対して敬礼を行い、上級者はこれに答礼し、同級者は互いに敬礼を交換する。
・敬礼は、受礼者が明らかに認めることができる距離(約6歩)のところで、相手に対し注目して行うものとする。
・敬礼をされたときは、何人に対しても、必ず答礼を行う。
・敬礼を行う者は、受礼者の答礼の終るのを待って旧姿勢に復するものとする。
・室外においては、特に定めがある場合のほか、挙手注目又は警戒棒を右手に持っているときは、警戒棒の敬礼を行う。

◎挙手注目の敬礼
受礼者を離れること約6歩のところで受礼者に向かって姿勢を正し、右手を上げ、指を接して伸ばし、人差指と中指とを帽子の前ひさしの右端に当て(女性警備員は、人差指の先を前額部右端から約2センチメートル前にする)、たなごころ (手のひら)を少し外側に向け、ひじを肩の方向にほぼその高さに上げ、受礼者に注目して行う。

◎警戒棒の敬礼
受礼者を離れること約6歩のところで受礼者に向かって姿勢を正し、警戒棒を持ったこぶしを前方に向け、その親指があごの前方約 10センチメートルの位置にくるように活発に上げ、警戒棒を身体と約15度になるように前に傾け、受礼者に注目して行う。

スポンサーリンク

◉室内外の別
廊下、車内、短艇内等においては、通常、室外の敬礼を行うものとする。ただし、室内で勤務している者が、同一敷地内の廊下、中庭、屋上等に所用のため往来する場合で着帽していないときには、室内の敬礼を行うものとする。

◉室内の礼式
ア 室内に入る場合
・室内に入るときは、職務の執行上支障がある場合のほか、室外で脱帽する。

イ 敬礼の方法
◎室内の敬礼
受礼者に向かって姿勢を正し、注目した後、頭を正しく上体の方向に保ったまま、体の上部を約15度前に傾けて行う。
◎帽子を持っているときの室内の敬礼
右手に帽子の前ひさしをつまみ、内部を右ももに向けて垂直に下げ(女性警備員の場合は、帽子の両側を合わせられるものは、これを合わせ、き章を上方にし、内部を後方に向け、側方を右ももに付けて垂直に下げる)、左手で軽く警戒棒を押さえる。警戒棒を携帯しないときは、左手は垂れる。

◎正規の方法ができない場合
室内の敬礼が正規の方法でできない場合には、座ったまま姿勢を正してこれを行い、又は体の上部を少し前に傾け、若しくは注目して、これに代えることができる。

◉敬礼を行わない場合
・職務上随従する者は、通常、敬礼を行わない。職務上随従する者に対しても同様とする。
・儀式に参列したときは、その儀式において行う敬礼のほかは敬礼を行わない。
・儀式に参列している者に対しては、敬礼を行わない。
・身辺警備業務(ボディガード)に従事している者は、通常、敬礼を行わない。
・現金輸送等に従事している者は、通常、敬礼を行わない。
・自動車等を運転中の者又は船舶等を操縦している者は、敬礼を行わない。
・警戒勤務中は、報告するとき、又は命令、指示等を受けるときを除き、通常、敬礼を行わない。

次の項目は、警備業法(指教責基本)

その他の、指教責2号項目一覧

コメント