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合図の方法1

小旗(手旗)を使用した徐行、停止、進行及び幅寄せの誘導
1.基本の姿勢
・軽くかかとを接した気をつけの姿勢、背筋を伸ばし両ひじは自然に垂らす。
・上体は腰の上に正しく保ち、左右を注視する場合は頭だけを左右に向けるようにし、体はねじってはいけない。

2.停止の合図
・体は停止を求める車両に正対し、手旗を側頭部に沿って垂直にあげる。
・車両を注視して、ひじを伸ばし手首を曲げずに約30センチの幅で左右に振る(停止予告)
・車両が停止するのを確認して手旗を肩の高さまで水平に下ろす。(停止)
・停止予告を行なっている時に手旗が絡まった場合には、手旗を一旦おろしてから直す。旗を揚げたまま絡みを治すために振り回したりすると、合図が不明確となるので行なってはいけない。
・停止した車両に対しては、発進させるまで停止の合図を継続する。

入社時の教育や、検定講習でも上記を基本に教えていただきました、しかし、これで車両の全ては止まってはくれません。

規制車の前や、信号機を併用して行う場合は基本通りでも停止はしてもらえますが、最小限の資機材だけで片側交互通行を行う場合は基本通りに合図を出すのは危険です。

「危険です」と言い切ってしまうのも危険ですが、止まってもらえない車がかなりあるのが現実ではないかと思います。。

私は、もっと現状に即した動作基準に直していただければと思っています。

まず基本の姿勢ですが、かかとを接した状態よりもやや脚を開いて立っている方が危険を感じてとっさに避ける場合動き出しやすいのは明らかで、一連の動作の流れの中で、かかとを揃えることなどほぼ行なっていない。
それから、停止予告の旗の振り幅30センチでは少なすぎます。ゆっくりと旗全体が車両に見えるように60センチ程度の幅で振る、必要に応じて右手のひらを広げて「ストップですよ」というアピールも必要ではないかと思います。ストッパーは、黄色や白の手袋を着用した方が良いです。

また、振り幅を大きくして振るスピードが早いと、車線変更と勘違いされることがありますので注意が必要です。
いや〜 旗を振ること一つにしても奥が深いですねぇ〜

最近、高齢者ドライバーの事故のニュースがよく報道されていますが、交通誘導の現場でも高齢者ドライバーには特に用心をしています。高齢者の方には失礼だとは思いますが、しかし若いドライバーの方でもとんでもない行動をされる方がおられますので一概には言えませんね。

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