スポンサーリンク

合図の種類と基本動作4、素手による合図(交通2級)

交通誘導警備業務2級検定項目
(平成30年版)

Ⅳ. 人又は車両に対する合図の方法その他の人又は車両の誘導を行うため必要な事項に関する専門的な知識
2 合図の種類と基本動作
*交通誘導警備員は、体の向きや手足の動きが、人や車両の通行に大きな影響を与える。
*常に正しい姿勢と要領で合図を行うこと。

④ 素手による合図の方法
・歩行者誘導や駐車場等で多く使われている。
・誘導灯などの資機材を使用した合図の補足等で行う場合が多くある。
・原則、合図は資機材を活用して実施する、声かけを行うなど、明確な合図の伝達に心がける。

☆停止の合図 
1, 体を車両等に正対させる。
2, 左手(右手)のひらを正面に向け、側頭部に沿って垂直に上げた後、車両を注視しながら、ひじや手首を曲げずに小角度(約30㎝)に左右に振り、停止の予告を行う。
3, 左手(右手)を肩の高さまで水平に下ろす。
4, 腕の動作に合わせて、警笛を長音と短音の組合せ(約3秒間)を吹鳴する。(警笛を使用する場合)
5, 停止した車両等に対しては、発進までの間、停止の合図を継続する。
6, 停止した車両等に対しては、感謝の意を表すことが望ましい。(一礼をする)
素手による合図、停止

☆進行方向を示す合図 
1, 体を車両等に正対させる。(状況に応じ平行又はやや半身にする。)
2, 車両等を注視し、進行方向を示す側の手を、肩の高さに水平に、進行方向を指し示す。
進行方向を示す合図

☆幅寄せの合図
1, 体を車両等に対し、やや半身にする。
2, 警備員から見て左に寄せる場合は、右手を頭上やや右前方に上げ、手のひらを内側に向け、車両等を注視し、ひじを軽く曲げながら、右から左に向かって右手を軽く振る。

☆後進の合図 
1, 体を車両の進行方向に平行にする。
2, 進行方向の安全を確認した後、進行方向側の腕を肩の高さにし、手のひらを正面に向け、進行方向を示す。
3, 車両を注視して、車両側の腕を肩の高さにし、手のひらを上に向ける。
4, 進行方向の安全を確認しつつ、車両側の腕をひじから先を曲げて上方に大きく半円を描くように、おおむね顔の位置まで振りながら、車両との距離を保ち誘導する。
5, 車両側の腕を顔の位置まで振る動作に合わせて、警笛を短音と長音(ピピーッ)で連続して、吹鳴する。
6, 移動するときは、足が絡まないよう、自然に歩行する。

コメント