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こんな警備員にはなって欲しくはありません

日刊ゲンダイDIGITALの柏耕一氏のコラム
73歳・交通誘導員 哀愁の日々
「そんなに早く帰りたいのかよ、早く帰れていいな」と…』を読んで。

柏耕一氏は「交通誘導員ヨレヨレ日記」の著作者でもあります。

「警備員が抱えるストレスの多くは、人間関係が原因といっても過言ではない。」と、
まさにその通りだと思います。
さまざまな経歴を持った同僚や、クセのある現場代理人、
派遣先の担当責任をもらった警備員は気が気ではないことがしばしばです。

依頼を受けて現場に入れば日勤であれば午前8時から午後5時までは拘束されるのは当然のこと。

作業内容が今日は〇〇の作業があるから誘導をよろしくと言われ、
警備員がその作業が終われば業務終了という考え方は持つべきではないと思います。

早く終ったのでサインをもらいに行って
「ほとんどの監督は快くサインをしてくれる。」とありましたが
それはあまりないと思います。

いくら交通誘導員の仕事はなくなったと思えても何が発生するかはわかりません。
時間いっぱい周囲の警戒を行うことが契約上求められています。

現場の責任者の方から今日はこれで上がってもいいよと言われれば上がれますが、

現場に派遣された警備員が独自の判断で警備の必要がなくなったので、
現場の責任者に伝票にサインをもらいに行って嫌味を言われたのでカチンときたとは、
警備員としては最低なレベルです。

確かにクセのある、警備員目線からしてみれば嫌な責任者も多々おられます、
でも、そういった方から信頼を得られるよう努力することも、
残念ながら警備員のお仕事の一つなのです。

まぁ、警備会社の営業の範疇になりますが。。。

現場に派遣される警備員の皆さんへ
警備業者と警備を依頼されている業者とは現場ごとに契約を交わしておりまして、
日勤であれば午前8時から午後5時までは拘束されることになっております。

なので、その日の警備が終わってしまったという現場警備員の自己判断はよろしくありません。

記事の中に
「現場監督と交通誘導員には仕事上の上下関係はあっても、お互い助け合う気持ちがなければ工事はスムーズに進まない。」
という言葉がありました。
主な業務が終っても、まだ他に安全面で何か手助けをすることがないかを見つけることも警備業務の仕事ではないかと思います。

もう一つ
「資材搬入車両とクレーン車の誘導などが交通誘導員の主な作業で、車両の道路からの進入・退出、クレーン車の資材吊り上げ時の歩行者、自転車、一般車両などの安全確保が主要な現場の場合、よほど難しい立地でない限りクレーン車が仕事を終え帰ってしまえば交通誘導員の仕事はなくなる。普通はその時点でお役御免となり朝8時から夕方5時までの拘束という約束であっても、クレーン車が帰ってしまえば、午後2時、あるいは3時でも監督は書類にサインをしてくれて「お疲れさん」となる。」
そんな美味しい現場はあまりありません。
もし、そんな現場をたくさん経験しておられたならば、それはかなりラッキーです。

もし可能でしたら
こんな有名なコラムで
他に生き場のない
交通誘導警備員が
交通誘導警備業務を
真剣に行なっていることも
ぜひ、もっと、伝えていただければと思います。

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