雑踏警備業務2級検定項目
(令和版)
第3章 雑踏の整理に関すること
第1節 雑踏警備業務に必要な概略的知識
2 関係者との連携
◯ 雑踏警備業務における情報伝達及び連携の一般的な組織図
⑴ 契約先等との連携
- 契約先から警備契約に基づく各種相談を受けることがある。
- 警察機関等から、群衆の危険回避や公共の安全確に関する指示や命令等を受けることがある。
- 各関係機関との連携については、事前に十分な協議を行い、警備隊本部が連絡担当者を定めて行うこと。
⑵ 警備隊内での連携
- 警備隊内での連携については、警備隊本部へすべての情報が集約される体制をとる。
- 警備隊本部がすべての事案に対して適切な判断を行い、本部からの指示や命令が、現場のすべての警備員に迅速かつ確実に伝達される体制が確立されることによって、適切な組織活動による警備業務の実施が確保される。
- 伝達に必要な主な通信手段としては、無線機が使用される。大規模な現場では、確実な連携を図るため有線電話を使用する場合もある。
- 携帯電話は、特定エリアで多くの人が一斉に利用すると、回線が混雑して繋がりにくくなることがある。
⑶ ボランティア等との連携
- 警備員以外に係員として、ボランティアや主催者等の職員が案内などに当たる場合がある。
- 警備員以外の係員が実施する業務について、事前に十分な協議を行い、警備員が行う警備業務との関連を明確にし、警備員と密接な連携を図ること。
関連問題
次は、雑踏の整理に関することⅡ、無線機の使用方法及び通話要領(雑踏2級)
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