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規制広報の重要性及び実施要領その2

◉規制広報の重要性及び実施要領
◎広報の種類
・広報の手段には、 場内一斉放送、 口頭、 動作、 拡声器、 立看板、プラカード、貼紙等があり、状況に応じた適切な手段を用いる。
・立看板や貼紙を利用する際は、植樹を痛めたり、風紀地区等の景観を損ね内容にする。
・拡声器等を使用する際には、周辺環境に対する十分な配慮が必要。

⑴ 情報広報
・事前に各種情報を提供し、興奮・焦燥感等、心理的不満を解消させるための広報。
・情報提供に際して、群集が今求めている情報を的確に判断し、繰り返し広報すること。

⑵ 規制広報 (是正広報ともいう)
・群集の過密状態が予想されるとき、又は群集の一部が秩序に反するような言動をとるおそれがある場合に、それを事前に察知し、機先を制して(先に行動を起こして)その是正を促し(悪い方向へ進まないように修正し)、雑踏事故を防止又は不正行為等が起きないようにするための広報。
・規則に違反するからという趣旨を強調するような広報は、群集を反発させることが多い。
・厳しい命令口調は避ける。

⑶ 禁止広報
・会場管理規定等に反する行為等が発生した場合、速やかに警告・制止を行い、その行動を解消・阻止するための広報。
・不法行為に参加していない一般の群集と分けて、不法行為者に対しその不法行為を明確に指摘する必要がある。
・この場合も、命令口調や威圧的な態度は絶対に行わない。

◎広報の事前準備
・事前に契約先や警察機関等と打合せを行い、広報に関する方針、具体的実施要領等についての意思統一を図る。
・広報文の作成については、行事や催事等の概要、会場内及び会場周辺の地理や地形、その他群集の規制要領、 避難誘導要領等を勘案し、実情に即した内容で作成する。
・自信のない広報は、聞く側に不安と危惧を生じさせるので、自信のある広報ができるように事前に準備、訓練を行う。また広報内容が誤って受け取られることのないように、言葉の使い方などもリハーサルを行いチェックしておく。

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