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雑踏警備業務8「群集の整列」(指教責実務)

警備員指導教育責任者2号業務

◎群集の整列規制
・混乱の発生が予想されるときは、事前に群集を適当に区切り、あるいは整列させ、誘導を行う。

○整列(整理)の要領
① 不当な規制や威圧の排除
・群集の自由な行動に理由なく制限を加えたり、参集者を威圧しない。
② 適正な広報
・趣旨・理由を説明する広報活動を併せて実施し、群集の納得と協力を求める。
③ 臨機の措置
・常に状況の変化に即応した整理を行う。
④ 適正な通行規制
・危険状態の解消に努める。
⑤ 群集圧力の分散
・人は常にゆっくりと動かす。人の流れをぶつからせない。
・通行を遮断する場合、ロープ等を使用し遮断線を設けて、群集の圧力の緩和を図る。
⑥ 迂回等の措置
・路面の収容限界を超えて混雑をきたす場合、迂回路を設けるなど、歩行距離を延長して収容力の増大を図る。
⑦ 整列方法の選択
・ロープ等で区画、比較的統制のとれた団体(ボーイスカウト、生徒、児童等)を群集の前面に整列、前面の群集をブルーシート等を用いて座らせる。
⑧ 交通機関との連携
・運行時間、停留所の明確化。

○整列させる場所
① 特定の滞留場所
・観客入口の前や当該施設の横等に滞留のためのスペース活用。
・敷地内に広場等がある施設においては、そのスペース活用。
② 当該施設の周囲
・特定の滞留場所がない場合には、当該施設の壁面等に沿って当該施設を取り巻くように列を作る。

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