スポンサーリンク

雑踏警備業務16「雑踏における群集の特性」(指教責実務)

警備員指導教育責任者2号業務

雑踏における群集の特性
・集団とは、みんなで何かをしようといった統一された目的があります。その中には上下関係や規律があって人が集まっている状態である。
・集団状態で危険な方向に心理状態が傾くと、一人の時は、考えもしなかったことを考え、普段一人ではおこなわないような行動もしてしまう。(集団心理)

・群衆とは単純に人が群がっているだけの状態。構成人員もバラバラで、人間関係もない、統一された意志がない状態である。
・人が群衆となり理性が薄れると、流言飛語、デマに踊らされ普段では行わない行動、違法行為、暴力行為に発展することも有ります。(群集心理)

・また、集団が集まり無秩序な群集に発展することもある。

群集心理
・大勢の人が集まり、「群衆」になることで醸成される、群集に特有な心理状態。
・群集の中に指揮者なく、秩序を持った組織もなく、些細な事案をきっかけに、群集心理の赴くままに収拾できない事態に発展する。

☆☆☆
【群集(ぐんしゅう)】⇒人々が大ぜい群がり集まること。また、その人々。
・人を含めたすべての生物に対して使うことができる。

【群衆(ぐんしゅう)】⇒群がり集まった人々。
・原則として人間にしか使えない。
*出典:デジタル大辞泉(小学館)

群集の三つの特性(性格)

⑴ 付和雷同
・群集の中にいることによって、他人の非常識な行動になんの不自然さも感じず、自己もそれと同様の行動をとってしまう。

⑵ 自己本位
・この本能が秩序のないところに一層の混乱を生じさせる。

⑶ 興奮状態
・混乱の中から、特有な心理状態を生み出す。

コメント