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未熟練労働者に対する安全衛生教育マニュアル「警備業編」12

警備員指導教育責任者2号業務

「未熟練労働者の安全衛生教育マニュアル、警備業編」より

第1章 未熟練労働者に対する安全衛生教育
(安全衛生担当者用)令和2年3月

第Ⅱ 未熟練労働者に対する安全衛生教育の流れ

4. 災害防止の基本を教える(その2)【災害の種類別】

(2)「交通事故」災害防止のポイント

◎決められた装備品は身につけましょう!【事前準備時】
・手旗・誘導灯、警笛、トランシーバー、保護帽(ヘルメット)、反射チョッキなど決められた装備品を着用する。
・特に夜間はLED反射チョッキなどを着用し、車両の運転手などから見えやすいようにする。
・警笛、トラン シーバーは離れた警備員同士のスムーズな連携や緊急対応においても重要。
・業務開始前に電池残量と動作確認を行う。

◎原則として歩道に立ちましょう!【交通誘導時】
・見通しが良い道路であっても夜間や逆光時などは運転手から警備員が見えづらいことがあり車道に出ると危険が高まる。
・やむを得ず車道で誘導を行う場合は、車道の左側端や設置された交通誘導警備業務用資機材の内側に立つ。
・停止の合図を行う場合であっても、道路の中央や車両の正面に立つことは避ける。

◎車両の運転手からよく見える場所に立ちましょう!【交通誘導時】
・運転手の死角に立つと、運転手が警備員に気付かず運転を開始することがある。
・車両の後方に立つときは、死角にならないよう、バックミラーで運転手が見える位置に立ち運転手に声掛けを行う。
・車両の側面に立つときは、内輪差・外輪差を考慮して車両から離れて適切な安全距離を保つ。

◎車両とは適切な安全距離を保ちましょう!【交通誘導時】
・適切な安全距離を保つことで車両の思わぬ急発進や、悪天候時の警備員自身の転倒などに対処するゆとりが生まれる。
・道路に凸凹がある、雨天などにより道路がぬかるんでいる、あるいは凍結している場合、警備員自身が転倒するおそれや車両の車距離が⻑くなるおそれがある。
・バックホーやクレーン車など特殊車両の誘導を行う場合はショベルの旋回範囲やクレーンの吊り荷の下などに立ち入らない。

◎分かりやすく大きな作で合図を行いましょう!【交通誘導時】
・不明確な合図は運転手の混乱や不適切な誘導につながる。
・停止や進行などの合図は、分かりやすく大きな作で行い、不明確な合図は行わない。
・複数人で誘導を行う場合は、事前に十分に合図の方法を確認することでスムーズな誘導につながる。

◎ゆとりを持った合図を心がけましょう!【交通誘導時】
・停止距離などに留意して、悪天候時や路面が凍結する冬季などは特にゆとりを持った合図を行うことで、安全確保につながる。

◎安全運転を心がけましょう!【運転時】
・単に交通規則どおりに運転することではなく、道路交通関係法令などを遵守し、マナーを守り、周囲に迷惑をかけないことを心がけ、自らの運転が事故の原因につながらないようにする。
・警備業務用車両などを運転する場合、社名がペイントされていることを意識し、乗務員として信頼を会得するよう、姿勢、服装、態度などに十分留意する。
・警備会社は「交通労働災害防止のためのガイドライン」(厚生労働省)を確認する。

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◎安全運転のポイント
・運行前の車両点検を励行すること。
・車両安全速度を厳守し、適切な車間距離を取ること。
・一時止は必ず行うこと。
・無理な追い越しはしないこと。
・⻩色では進入しないこと。
・交差点ではまず徐行し、左右の安全確認の後に曲がること。
・緊急対応の帰りや、帰宅途中こそ一層の安全運転を心がけること。

現金輸送警備業務や機械警備業務では、緊急対応などで「〇分以内に駆け付けなければならない」状況下で運転する場合がある。時間に追われているからこそ、特に安全運転を意識することが求められる。
緊急対応の帰りに交通事故を起こす事例も発生しているため、気が緩みがちな緊急対応の帰りにも一層の安全運転を心がける。
現金輸送警備では、一般車両とは異なる特殊車両を運転するため、「死角が増えること」や「操作性に特徴がある」ことを十分注意して運転する。

具体的な多発交通事故パターンは、
一般社団法人全国警備業協会「イラストで学ぶ最近の労災事故からの教訓30」、「重大交通事故現場30事例徹底究明」
中央労働災害防止協会「警備員安全・健康ポケットブック」
などを参照してください。

出典
厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/index.html)
未熟練労働者に対する安全衛生教育マニュアル(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000118557.html)
警備業向け_安全衛生教育マニュアル(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/content/000611912.pdf)を加工して作成
令和3年1月現在

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