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未熟練労働者に対する安全衛生教育マニュアル「警備業編」16、「プロパー事故」防止

警備員指導教育責任者2号業務

「未熟練労働者の安全衛生教育マニュアル、警備業編」より

第1章 未熟練労働者に対する安全衛生教育
(安全衛生担当者用)令和2年3月

第Ⅱ 未熟練労働者に対する安全衛生教育の流れ

4. 災害防止の基本を教える(その2)【災害の種類別】

⑺ 「プロパー事故」防止のポイント

◯プロパー事故
・警備業特有の事故。
・犯人からの襲撃、万引き犯や第三者からの暴行、警備業務実施中に番犬等に咬まれるなど。滑った、転倒したという一般の事故とは区別されている。

【不審者への対応】
*丁寧な説明、誠意ある言葉で声掛けをする。
・相手の感情や気持ちに寄り添うことで争いを回避できます。
・不特定多数が出入りするような場所では、規制に気付かず侵入することもあるため先ずは誠意ある言葉で話しかけ、丁寧に説明し感情を逆なでしないようにしましょう。

*必要な間合いをとる。
・不審者からの直接的な危害を避けるため、不必要に近寄ることは避けましょう。
・不審者(万引き犯、不法侵入犯など)や暴れている者と対峙した場合は、可能な限り複数の警備員で対応し、暗い場所を避けて間合いを十分にとりましょう。

*護身用具の取扱い方法も身につけておくことは重要ですが、凶器などを持っている場合など身の危険がある場合は、直ちに警察に通報しましょう。

*不審者には複数人で対応する。
・不審者に一人で対応せず、複数人でチームを作って対応しましょう。

【ハチへの対応】
*むやみに近寄らず、刺激を与えない。
・屋外での警備業務の場合、ハチなどの害虫や害獣などと対峙する場合があります。
・冷静に行動することが重要で、むやみに近付くことや、刺激を与えることは避けましょう。
・スズメバチなど攻撃性が 高いハチの場合は、自分で駆除は行わず専門業者に依頼しましょう。

出典
厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/index.html)
未熟練労働者に対する安全衛生教育マニュアル(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000118557.html)
警備業向け_安全衛生教育マニュアル(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/content/000611912.pdf)を加工して作成
令和3年1月現在

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未熟練労働者の安全衛生教育マニュアル

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