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交通誘導警備業務22「警備指令書」(指教責実務)

警備員指導教育責任者2号業務

◉業務管理

◎警備指令書
・警備指令書は、現場において直接警備業務に当たる警備員の勤務指針を内容とするものであり、警備計画を基礎として、現場における警備員の活動の内容を詳細に定めたものである。

◎警備指令書の作成要領
・工事現場の作業内容、現場及び周辺の道路状況や交通事情等に応じて、現場における警備員の業務内容は多種多様である。
・警備指令書の作成に当たっては、その具体的内容をできる限り詳細に記載する。 

◎警備指令書作成上の留意事項

⑴ 警備業務の種別、所在地、契約先名、責任者及び警備目的 
・警備業務の種別、所在地、契約先名、責任者氏名及び警備目的は、警備計画書の記載要領に準じて記載する。

⑵ 主要業務 
・主要業務の内容は、警備目的を達成するために必要な具体的事項であり、例を挙げると、次のとおり。 

ア 片側1車線のため交互通行となる工事現場では、警備員は起点及び終占その他適切な場所に位置し、相互に連携をとりながら安全かつ円滑に誘導する。 

イ 交差点付近の工事現場では、警備員は歩道上その他適切な場所に位置し、一般車両の優先通行を確保しながら、工事車両を安全かつ円滑に誘導する。

ウ 交差点内における工事現場では、警備員は工事区域内その他適切な場所に位置し、車両及び横断歩行者を安全かつ円滑に誘導する。

⑶ 勤務実施要領 
・勤務実施要領は、配置箇所別に定める。その項目及び具体的記載内容は、次のとおり。 

ア 勤務日程表 
・勤務日程表は、警備期間中における個々の警備員の勤務計画を記載。 

イ 配置人員 
・配置人員は、交替要員を含む員数を記載。 

ウ 勤務配置表 
・勤務配置表は、警備員の配置箇所、配置人員、配置時間を記載。 

工 勤務配置図 
・勤務配置図は、警備員を配置する位置を明確に示すため工事箇所を拡大した見取図と、道路状況等を示す周辺図を作成。 

オ 待機休憩場所 
・待機休憩場所は、事前に定められた場所を記載。

カ 配置箇所別の任務 
・配置箇所別の任務は、それぞれの場所の特性に応じて、具体的に記載。 

キ 緊急時の処理要領 
・緊急時の処理要領は、火災その他の事故発生時における初動措置要領について、事案別に要点を箇条書きにする。

ク 通常報告及び緊急報告 
・通常報告及び緊急報告は、「警備計画書」の作成要領に準じて記載。 

ケ 勤務上の要点 
・勤務上の要点は、交通誘導を行う上で重要となるポイント等を具体的に記載。 

コ 注意事項 
・服装、装備品等の着装の仕方、付帯業務の取扱要領等、必要事項を記載。 

警備指令書記載例
警備指令書記載例

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