雑踏警備業務2級検定項目
(令和版)
第3章 雑踏の整理に関すること
第4節 雑踏警備業務用資機材を使用して 雑踏の整理を行う専門的な能力
1 群集の規制要領
⑴ 整列の意義と重要性
- 雑踏警備現場での「整列」とは、群集を誘導し、安全に順序よく並ばせること。
- 混乱が生じた後に、正常に戻すことは極めて困難であると同時に、多くの時間が必要になり、トラブルの発生や雑踏事故の要因になることも考えられる。
- 群集を整列させる場合は積極的な誘導を行い、整列する場所や並び方を示し、群集が納得できるようにすること。
⑵ 整列の基本的事項
- 雑踏警備用資機材を効果的に活用し、整列場所を明確に示す。
- 整列させる場合は、理由なく制限を加えたり、不快感を与えたりしてはならない。
- 群集の滞留が予想される場合は、一方通行又は歩行促進、通行止め等の措置を行い、滞留を防止する。。
- 混雑防止のために群集を停止させる場合は、先頭だけでなく、列の途中も停止させる。
- 群集の滞留や混雑が発生した場合は、迂回させたり、歩行距離を延長して混雑の解消を図る。
- 群集の滞留によって危険が予想される場合は、広報を行い、群集の協力が得られるようにする。
- 常に群集の状況、変化に注意し、必要に応じて速やかに対応を行う。
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次は、雑踏の整理に関することⅣ、群集の整列の実施要領(雑踏2級)
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