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問題659、刑法、自由、平穏又は秘密を害する罪(強要罪)(指教責2号)

警備員指導教育責任者

基本編練習問題

問題659

次の文章は、刑法、自由、平穏又は秘密を害する罪(強要罪)に関する記述です、妥当ではないものを選びなさい。

  1. 強要罪は、対象本人やその親族の生命、身体、自由、名誉若しくは財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、又は暴行を用いて、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害した場合に成立する。
  2. 強要罪とは、他人に暴行や脅迫などを行い、義務のないことを行わせる犯罪であるが、過度なクレームなどで、相手に義務のないことを命令したりする行為もその対象に入る可能性がある。
  3. 強要罪では、人に義務のないことを行わせる目的、あるいは権利を妨害する目的で、脅迫、暴行を行った時点で強要罪の実行の着手ありとされる。実行に着手したがその結果が発生しなかった場合、法律上何ら罪は問われない。
  4. 「権利の行使を妨げる」とは、暴行や脅迫をし、他人に「土下座しろ」など義務のないことを命令したり、選挙権の行使を妨げる、契約の解除権を行使させない、告訴権者の告訴を中止させたりする行為である。
  5. 飲み会などで、立場の弱い者に対して一気飲みをあおったり、「俺の注いだ酒が飲めないのか」などと恫喝し、心理的な圧力をかけて飲酒を強要する、いわゆるアルコールハラスメントは、強要罪をはじめ、傷害罪、過失傷害罪等に問われる場合がある。

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