警備員指導教育責任者2号業務
◉事故発生時の連絡
- 平素から事件・事故等の発生に備えて、警察機関等への通報手段について研究し、平常心を失わず適切な通報が行えるよう習熟しておくことが必要。
1.110番電話等の仕組み
① 警察、消防側は受信専用
② 通常の自動式電話は、発信者が受話器を置けば接続が断たれる。 110番、119番では、受信側(警察、消防)で切断しなければ接続が断たれない
③ 通報者が受話器を置いて通話を終了した場合でも接続が断たれないため、受信側から呼出し信号を送ることができる(逆信)
④ 金融機関等に設置されている盜難、火災通報機も、押しボタンを押すと自動的に110、119をダイヤルし、呼び出す仕組み
2.公衆電話による連絡通報
*緊急通報ボタンのあるもの
- 受話器を取り、緊急通報ポタンをクリアカバーの上から強く押し込んだ後、「110」又は「119」を押す(10円硬貨又はテレホンカードは不要)。
*緊急ボタン等のないもの
- 受話器を取り、発信音を確認後「110」又は「119」を押す(10円硬貨又はテレホンカードは不要)。
☆携帯電話については、各自の手持ち機器の緊急通話の使用方法を確認しておくこと。
3.緊急通報用電話使用上の留意点と通話内容
- いつ、どのような事態にも迅速かつ的確に、落ち着いて、必要な内容の通報を行う。
・通報は「巧遅」より「拙速」、何か大変なことが起こっていることを知らせる
「六何の原則」5W1H
① 何時(WHEN)
② 何処で(WHERE)
③ 何人が(WHO)
④ 何を(WHAT)
⑤ 何故(WHY)
⑥ 如何にして (HOW)
・知り得た範囲内で直ちに通報
○110番通報上の留意点と通話内容
1,事件の現場から通報
- 条件の許す範囲で現場に近い場所から行う
① 犯罪の種類
② 現在の状況
③ 被害者の状況
④ 現場の所在地、目標
⑤ 通報者の氏名
・犯人が逃走したような場合
⑥ 犯人の人相、着衣、特徴、持ち物、逃走方向
⑦ 車両の色、型、ナンバー
- 1回で終ることなく、警察官が到着して事件処理に当たるまで何回でも、状況の許す限り追報を行うことが望ましい
2,見聞者からの連絡による通報
- 本人が落ち着いて直接通報できるように便宜を図る。
- 警備員はそばで通話内容を聞き、通報者が場所や目標などについてはっきりと答えられないようなときは、直ちに代わって答えるようにすることが望ましい。
3,基地局からの通報
① 車載の移動無線局など
- 現場からの通報と同じ要領
- 移動無線局等からの通報の転送であること告げる、現場警備員の所属、氏名、応援者の状況
② 契約先に設置した送信機器からの信号に基づいて通報する場合
- 各都道府県警察の指導に従った通報をする
☆118番
・海上における事件・事故等の緊急通報電話番号
***110番関連リンク***
○ 警視庁ホームページ(https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/index.html)
・110番(こんな時こそ110番ほか)
○ 愛知県警察ホームページ(https://www.pref.aichi.jp/police/)
・安全な暮らし(110番)
○ 大分県警察本部(https://www.pref.oita.jp/site/keisatu/)
・大分県警察本部<110番のしくみ
○ 埼玉県警察ホームページ(https://www.police.pref.saitama.lg.jp/)
・110番の利用方法
○ 大阪府警察トップページ (https://www.police.pref.osaka.lg.jp/)
・ハイ!こちら110番警察本部です
*各都道府県警察のホームページには、110番のしくみ、110番の利用方法といった形で掲載されています。
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