交通誘導警備業務2級検定項目
(令和版)
第3章 車両等の誘導に関すること
第1節 交通誘導警備業務用資機材の機能、使用方法及び管理方法に関する専門的な知識
2 交通誘導警備業務用資機材の点検及び整備
◎ 業務の適正な実施を図るために、日頃から交通誘導警備業務用資機材の点検を励行し、確実な維持管理に努める。
⑴ 基本的留意事項
- セフティコーン・コーンバー等の外観上の点検を確実に行う。
- 各種資機材の数を確認し把握する。
- 電池や燃料等を使用する資機材の場合は、電池切れや燃料切れ等を点検し、必要に応じて交換や補充するとともに予備を準備する。
- センサーの作動により自動的に電源のオンとオフが行われる場合は、当該センサーが確実に作動するかを確認する。
- 設置した資機材が風圧等により動いていた場合や転倒していた場合は、周囲の交通の状況を確認し、安全を確保したうえで元の位置に設置し、同様のことが発生しないよう安全措置を講じる。
- 保管は雨などを避けることができ、施錠できる場所を選定する。
- 整理整頓を行い、業務中においても、歩行者通路内や定められた場所以外に放置しない。
- 作業終了時に使用した資機材を片づける時は、元の保管位置に戻しておく。
- 紛失したり破損することのないよう丁寧に取り扱う。
⑵ その他の留意事項
- 警備業者が持ち込んだ資機材を使用する場合は、基本的留意事項を理解したうえで確実な維持管理を行い、破損が生じた場合は、速やかに交換や修理を行う。
- 工事業者が準備した資機材を使用する場合であっても、基本的留意事項を理解したうえで確実な維持管理に関する助言を行い、破損等が生じた場合は、速やかに報告を行い、交換や修理を依頼する。
- 24時間規制するような場合は、夜間時の照度に十分配慮する。
- 特に夜間は、交通誘導警備業務用資機材の紛失や盗難がないよう、資機材の固定を行うとともに、設置状況や設置資機材を把握しておく。
- 太陽光発電も可能な工事用信号機や車線規制用標識車両については、日中における充電が効率よく行えるようパネルの向きを考慮する
関連問題
問題148、交通誘導警備業務用資機材の点検及び整備(交通2級)
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