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未熟練労働者に対する安全衛生教育マニュアル「警備業編」5、災害防止の基本

警備員指導教育責任者2号業務

「未熟練労働者の安全衛生教育マニュアル、警備業編」より

第1章 未熟練労働者に対する安全衛生教育
(安全衛生担当者用)令和2年3月

第Ⅱ 未熟練労働者に対する安全衛生教育の流れ

3. 災害防止の基本を教える(その1)【安全衛生のルールや活動の意義を理解させる】

(1) 安全な作業は正しい服装と姿勢、報告・連絡・相談(ホウ・レン・ソウ)から
警備業務の実施に際しては、必ず人との接触があります。

安全かつ円滑な警備業務の実施のためにも、周囲の人との良好なコミュニケーションを保つことが重要です。
そのため、正しい制服の着用と、正しい姿勢(身だしなみ)を意識し、信頼を得られるよう努めることを意識させましょう。

また、僅かな異変が大きな事件・事故につながるおそれもあるため、
異変に気付いた場合は周囲や警備会社・契約先などに報告・連絡・相談を実践することの重要性を理解させましょう。

ア. 服装・装備の基本
① 定められた服装・装備を着用しましょう。
② 常に清潔感を保つため、汚れやしわがないよう手入れを心がけましょう。
③ 不要なものや私物を持ち込まず、常に周囲の目を意識しましょう。
④ 身分証明書や社章、腕章を正しく着用しましょう。
⑤ 特に交通誘導を行う警備員は、ヘルメットのほか、反射チョッキなどを着用し夜間でも車両の運転手などから見えやすいようにしましょう。
⑥ 朝礼時などに服装・装備の相互チェックを実施することも効果的です。

イ. 勤務姿勢の基本
① 胸を張り、背筋を伸ばして警備にあたりましょう。
② 時間と気持ちに十分な余裕を持って配置につきましょう。
③ 勤務中は正しい姿勢を保ち、周囲を見渡せるよう広い視野を保ちましょう。
④ 行動はテキパキと、無駄なく行いましょう。
⑤ ポケットに手を入れて勤務すると、とっさに手が動かせないうえに好感を持たれないため注意しましょう。

ウ. 報告・連絡・相談(ホウ・レン・ソウ)の実践
① 異変だけではなく、ミスやトラブルは速やかに報告しましょう。早期解決につながります。
② 5W1Hを意識して正確に情報を連絡(伝達)しましょう。
③ 自分で解決できない問題はそのままにせず周囲に相談しましょう。
④ 些細なことであっても、異変を感じたら上司や警備会社、契約先などにホウ・レン・ソウしましょう。

5W1H「六何の原則」とは
① 何時 (WHEN)
② 何処で (WHERE)
③ 何人が (WHO)
④ 何を (WHAT)
⑤ 何故 (WHY)
⑥ 如何にして (HOW)
緊急連絡の場合には、特に①〜④が重要。
知り得た範囲内で直ちに通報する。

5W1Hについての当サイト内関連記事
警察・消防機関等への連絡の重要性(交通2級)
警察機関等への連絡要領2
警備隊本部への連絡要領
警察機関等への連絡3(指教責基本)

出典
厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/index.html)
未熟練労働者に対する安全衛生教育マニュアル(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000118557.html)
警備業向け_安全衛生教育マニュアル(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/content/000611912.pdf)を加工して作成
令和3年1月10日現在

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未熟練労働者の安全衛生教育マニュアル

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