誘導員のつぶやき

７月29日夜、4年ぶりに隅田川花火大会が開催された。およそ2万発の花火が打ち上げられ、観客が100万人を超え、過去最多となった。新型コロナウイルス感染症の位置づけが、これまで、「新型インフルエンザ等感染症（いわゆる２類相当）」でしたが、令和５年５月８日から「５類感染症」になったこともあり、各地でお祭り、花火大会が盛大に催されることとなりました。東京・浅草周辺などには、近くで見ようと過去最多の103万人が訪れたとか、雑踏警備業務現場や交通誘導警備業務現場は、さぞかし大変だったことでしょう。日本の人々がルールやマナーを蔑ろにして、自分たちの都合や楽しみのためだけに行動する機会の一つですから。ダーク...

峠を曲がりくねりながら抜ける道路の伐採作業。山の中とはいっても大型がビュンビュン走る、幹線道路。見通しが悪いカーブに坂、移動しながらの片側交互通行規制にはきつい条件です。お盆前は散々晴れた日が続いていたのに、お盆明けは降らない日が無い。また、急に天候が変化するのはちょっときついです。あっという間に視界が悪くなってきます。この時期非常に蒸し暑いので、雨具の装着にも気を使います。旗が濡れると巻きついて話にならないし、天気に振り回されています。

全く無視される徐行ヨレヨレ誘導国道〇〇号線、路肩規制片側一車線の少し窮屈な地方の国道外側線の外側20センチぐらいまで掘り起こしての歩車道ブロックと側溝の工事。外側線上のちょっと内側にコーンを立てコーンバーで規制線を作りその内側で作業は行われる。その場所から少し手前で1人で誘導棒と手で徐行とヨレヨレのお願いを行います。誘導棒を縦に持ち左右に少し動かします。手のひらでスピードダウンをアピール、一日これをやってると出がだるくなります。工事帯前後にはキッチリ看板、電光板を設置してありますが、そんな物、目には入るが道路の風景の一部としか映ってはいない。誘導員のアピールなど通行車両はほぼ全て無視して通り過...

日刊ゲンダイDIGITALの柏耕一氏のコラム73歳・交通誘導員 哀愁の日々『「そんなに早く帰りたいのかよ、早く帰れていいな」と…』を読んで。柏耕一氏は「交通誘導員ヨレヨレ日記」の著作者でもあります。「警備員が抱えるストレスの多くは、人間関係が原因といっても過言ではない。」と、まさにその通りだと思います。さまざまな経歴を持った同僚や、クセのある現場代理人、派遣先の担当責任をもらった警備員は気が気ではないことがしばしばです。依頼を受けて現場に入れば日勤であれば午前８時から午後５時までは拘束されるのは当然のこと。作業内容が今日は〇〇の作業があるから誘導をよろしくと言われ、警備員がその作業が終われば業...